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part.2『その出会いは、指先から始まった』

  • 2020年5月24日
  • 読了時間: 6分

更新日:2020年5月28日


 今回は、エオルゼアに冒険者として復帰したのちに体験した不思議な巡り合わせについて記したいと思います。


 ただその前に、私の性格を補足として説明させてください。

 私は基本的には内向的なので、何かきっかけでも無い限りは他の冒険者に話しかけたりはしません。

 フレンドに声をかける時も、いつも「迷惑になるんじゃないか?」とか考えてしまうので、結局声をかけられなかったことがしょっちゅうあります。

 そんな私が辿る道と言えば、「ぼっち」なんですね。

 本当は、誰かと遊べることもエオルゼアならではの楽しみ方と理解(わか)ってはいるのですが…。

 このままでは、冒険者の記録すらままならないよな…と思いつつ、その日の私は単独行動していました。

 復帰したばかりで様々なことが新しく見えるのと同時に、"既存の遊びは今まで通りかな?"という好奇心がわいてきたのです。




 その中でもお気に入りだったのが、趣味として嗜んでいた"トリプルトライアド"。

 5枚のカードでデッキを作り、1対1で対戦できるカードゲームです。

 対戦可能なNPCにトリプルトライアドで勝利すれば確率でカードが入手できるので、ちょくちょくNPCと対戦しています。

 手に入ったカードには、普段の冒険ではなかなか描かれない部分であるフレーバーテキストが記されています。これが読みたくて収集しているのが、正直なところです。

 いつものように一人でNPCと対戦していると、いつもであれば起こりえない出来事がありました。


 謎の三人組「つんつん」


 そこには、私の脇腹らへんにちょっかいを出している人たちがいました。

 明らかに、カード対戦中で私に対して行われています。

 その三人は、あくまでもつんつんをし続けるのです。


 たまらず「集中できない!」とツッコミいれたら、行為はつんつんだけに留まらず

 突発的なアライアンスレイドが発生する事態に発展してしまいました。もはや意味不明(笑)

 ワルノリは決して嫌いではないので、一緒になってわいわいしている内に自分が過去に残した考察記事(黒歴史)を読まれてしまったところ まさかの世界観考察などを披露され、私自身この子たちに好感と興味をもつようになりました。その日は「おなかがすいたから」という理由で解散。

 翌日、アジム・ステップは再会の市にて、この子たちと再会を果たします。

 何度か一緒に冒険しているうちに、このいつも楽し気な仲良し三人組のことがすっかり気に入りました。そこにある気持ちは、純粋にエオルゼアで楽しむ心だったからです。

 元々、エオルゼアに生きる冒険者の知られざるエピソードをサルベージすることも目的としている探訪記。ぜひとも、この子たちの足跡を記録していきたいと思いインタビューを申し出たところ、快諾していただきました。

  最初にインタビューを受けてくれたのは、こちらの『ゆらちゃん』

 底抜けの明るさに聡明さを併せ持っており、周囲の人にとても好かれているルガ子さんです。

 その両手の拳でたくましく冒険者稼業をこなしており、仲間たちと共に歩んでいます。


 Q.───エオルゼアで冒険していて、印象に残ったことはありますか?


 A.ゆらちゃん「以前、タンクのジョブでコンテンツルーレット(ダンジョン)に挑んだ際に、私のことをめちゃくちゃ見殺しにするヒーラーさんがいて。しかも、挨拶もしない人。

 なんとかダンジョンはクリアできて、ヒーラーさんから「ありがとうございました」って言われたのに、私が「お疲れさま」とだけ言ってダンジョンを抜けてしまったことがあって。

 あとでフレンド申請を飛ばして、「さっきはありがとうって言い損ねちゃった、ありがとう」って送ったら、ヒーラーさんが「嬉しくて手汗がやばい~」って言いながら、お返事してくれたことが印象に残ってる!

 相手があがり症だったのか、焦って回復とか蘇生ができなかったらしくて、その後は延々と感謝されたので「やっぱしゃべらんとわからんものだな」って思ったなぁ。」


──見殺しにしてしまう。いつもテンパってしまう。本当は守りたいのに、焦ってわからなくなってしまうのだとしたら、ヒーラーとしての自信を失いかけた時に、ゆらちゃんの一言があって本当にうれしかったんじゃないでしょうか。

 

ゆらちゃん「そうだったらいいな。いつか別の場所で、成長したヒーラーさんに会えたらすごくうれしい。」

 

 「ありがとう」、ただその一言だけで、相手がどんなに救われたことだろうか。

私がタンクとしてダンジョンを突破したのちに「ありがとう!」って言われたら、手汗どころではなく嬉しくて泣いてしまうかもしれません。

 つづいて、気になっていたこと…おそらく、深い意味はないと思いつつも、あえてここにいる三人組に聞いてみたいことがありました。それは


 Q.───私をつんつんしたきっかけとは?



 








ゆらちゃん「私たち…というか特に私なんだけど、目の前に来た人とか、ふと目に留まった人を構うのが好きで、割と誰にでもエモートする。やりすぎてフレンドも増えたけど!」


らげちゃん(ヴィエラ族の冒険者、三人組の中では落ち着いており、お姉さん的な存在。あたたかい)

「3人でお話していたら、いきなり(ローエン)が目の前で止まって、なんだこの人?って見てたらカードゲーム始めておもしろかったからつんつんした!」

りとかちゃん(ゆらちゃんとは高頻度で一緒に行動しているミコッテ族の冒険者で、優秀なヒーラー

多彩なセンスを持っており、絵を描くことができるゴシック・アーティスト系冒険者だ)

「三人でダル絡みしに行った結果やな!」


─そのハードルの越え方というか、楽しい繋がりを作るうえで重要になってくるスキルだと思います。


りとかちゃん「全部前向きにとらえてくれてうれしい><」


ゆらちゃん「えへへ、ね!人と関わるのってさ、そんなに難しくないんだよね。本当は…。とっても楽しいし。あ、あと私、ロスガルみかけると毎回撫でて餌あげてる!!!


── 一同、爆笑


らげちゃん「ロスガルといえば、フレンドでもないし話したこともないけど、いく場所いく場所に現れるロスガルが印象に残ったかな~。なんか気づいたらあの人またいる!ってなる(笑)」


りとかちゃん「いたね(笑)」

 夜が更けても、話は続きました。

 アジム・ステップでは、晴れた日には満天の星空を仰ぐことができます。

  

 今回のインタビューで理解(わか)ったことが一つあります。

 人と関わりをもつこと自体は、そんなにハードルの高いことではないのだと。

 そこに、ただ楽しいことをしたいという気持ちがあれば十分だと気づかされました。


 この三人組は、きっとこれからもエオルゼアで素敵な物語を紡いでいくことでしょう。

 これからエオルゼアに降り立つ方や、久しぶりにエオルゼアに戻ってくる冒険者さん

 そして、私のような引っ込み思案の冒険者さん

 "つんつん"は、楽しいことをするための第一歩です。

 あなただけの物語を、エオルゼアで紡いでみませんか?

 



つづく





ファイナルファンタジーXIV スターターパック(5月26日まで無料配布)

※本価格は、2020 年5月22日(金)から5月26日(火)正午頃までの期間限定です。

 
 
 

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​著者:ローエン

2015年から冒険者稼業を始めました。

争いごとから離れてしばらく引退していましたが、友人に誘われて2020年に復帰。

現在は、冒険者の歩んできた物語や、エオルゼアで見てきたものを記録しています。

この探訪記が、新たにエオルゼアへ降立つ人たちへの参考になれば幸いです。

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